プログラマーとして働くことに憧れている方は多いですね。
高収入を目指したい方や、プログラミングの仕事そのものへの憧れ、在宅で仕事がしたい方など、仕事に対する想いは人それぞれ。
しかしながら、未経験の方がいきなりプログラマーとして働けるかというと、残念ながら現実的ではありません。
新卒の方ならまだしも、実務未経験の方を中途採用で受け入れてくれる企業は滅多にありません。
そこで今回は、プログラマーの仕事内容と求められるスキルや経験について詳しくご説明します。
プログラマーの具体的な仕事内容
プログラマーとは、プログラミング言語を使用してソフトウェアを開発する職業です。
一言で開発といっても、具体的な仕事内容は多岐にわたります。
プログラマーの主な仕事内容を整理してみると、以下のように分けることができます。
- システム詳細設計
- プログラミング
- テスト
- デバッグ
- 仕様書作成
それぞれの仕事内容についてポイントを解説していきます。

意外と幅が広いプログラマーの仕事。どんなことをやるのか、おおよそのイメージはつかんでおきましょう。
システム詳細設計
発注元である顧客と打ち合わせを行い、まずはシステムエンジニアがシステムの仕様を作成します。
作成されたシステム仕様を元に、より詳細な設計を行っていくのがプログラマーの仕事です。
システムの各機能をより詳細まで設計し、どのようにプログラムを動かしていくのかを決めていきます。
詳細設計に記載された内容を元にプログラムを実装していくことになるため、わかりやすい表記が求められます。
プログラミング
プログラマーの代名詞ともいえる仕事がプログラミングです。
プログラミング言語は非常に多くの種類があり、世界レベルで見れば200種類以上存在しているともいわれています。
数ある言語の中でも、JavaやC言語、C++にC#、PythonやJavaScriptなどは安定的に人気があります。
言語によって作成するソフトウェアの向き不向きがあり、複数の言語を習得することで参加できるプロジェクトの数も増えていきます。

Web系の開発案件ではPHPも人気がありますね。興味のある分野に合わせて習得すべきスキルを考えてみましょう。
テスト
プログラマーの仕事内容をご存知ではない方にとって意外に思われるかもしれませんが、プログラミングと同じくらいテストは重要な仕事です。
場合によってはプログラミング以上に時間をかけてテストを行うこともあります。
プログラミングする部品がどれぐらいソフトウェアに影響を与えるかによって、テストの重要度も変わってきます。
たとえばコードを1行修正するだけでも、何十回とテストをしないといけないのが普通です。
テスト専門のエンジニアの求人もあるくらい、開発現場においてテストの重要度は高いのです。
デバッグ
デバッグとはプログラムのバグや欠陥を取り除き、修正することを言います。
デバッグはテストとセットで考えられることも多いです。
開発したプログラムを、いかにバグや欠陥のないものにできるかはプログラマーにとって重要な作業です。
開発期間中に発見・修正できなかったバグが納品後に見つかったりすると、取り返しのつかない大きなトラブルに発展する可能性もあります。

プログラマーにとって、納品後にバグが見つかることほど恐ろしいことはありません。
仕様書作成
作成したプログラムの仕様書を作るのもプログラマーの仕事になります。
作るソフトウェアによって違いはありますが、何千〜何万行のコードを書いてプログラミングは動いています。
作った本人ですら納品から数ヶ月経つと、仕様書を読み込まないとすぐに理解できない、なんてこともあるくらいです。
開発した自分はもちろんのこと、他のプログラマーがメンテナンスやカスタマイズをしやすくする為にも、仕様書としてドキュメントを残すことが重要なのです。

ワードやパワーポイントを使いこなせる方は仕様書作成で活躍できますよ。
プログラマーとして働くメリット
プログラマーの仕事内容を見て、意外と大変そうだな…と思われた方も多いかもしれません。
大変な仕事であることは事実ですが、簡単な仕事ではないからこそ得られるメリットもあります。
プログラマーとして働くことのメリットは、大きく分けて2つあります。
- 将来性
- 技術の向上
- 柔軟性
それぞれのメリットについて解説します。
将来性
まずは一般的な職種と比べて、プログラマーの平均年収や平均時給はいずれも高いです。
プログラマーの平均年収:420万円
プログラマーの平均月収:29万円
プログラマーの需要は年々増え続けているため、将来的にも安定した職業であるといえます。
コツコツとスキルと経験を積み重ねていけば、仕事に困ることはないでしょう。
技術の向上
プログラマーの仕事を続けていると、自然とプログラミング技術が向上していきます。
新しい技術が増え続けていくため、飽きることもありません。
自分の成長を如実に実感できるため、プログラマーとしてのレベルアップを楽しめる人は大きなやりがいを得られます。

ものづくりが好きな人にとって、プログラマーは天職といえますね。
柔軟性
最後に働き方の柔軟性が挙げられます。
プログラマーとして経験を積んでいけば、柔軟に働き方を選べるようになります。
正社員として働き続けることも一つの選択肢ですが、フリーランスとして独立したり、在宅で働くことも不可能ではありません。
スキルさえあれば生きていける世界ともいえるため、自由な働き方をしたい人にもおすすめです。

働き方を選べるのは魅力ですよね。正社員が絶対の正解ではないので、ライフスタイルに合った働き方を目指しましょう。
プログラマーとして働くデメリット
プログラマーとして働くことのデメリットとしては、やはり労働時間の長さが挙げられます。
平均年収の高さにもつながりますが、プログラマーの労働時間は他の職種と比べて長くなりがちです。
納品が迫っているタイミングでバグが見つかったりすると、徹夜でデバッグを行ったり、2日間家に帰れていない…なんてことも。
すべての企業で長時間残業が当たり前になっているというわけではありませんが、いざというときには徹夜も覚悟しておく必要があります。
気づかないうちに疲れは溜まっていくものなので、休めるときにしっかりリフレッシュするなど、ストレスをうまく発散することが大切です。

あまりに労働環境がよくない職場は、早めに転職することを考えましょう。くれぐれも無理は禁物ですよ。
派遣社員に求められるスキルや経験
プログラマーにに必要な知識とスキルは、eラーニングや独学でも身につけられますが、問題は実務経験。
中途採用の募集で未経験者歓迎の求人はほとんどないため、まずは派遣社員として経験を積むことをおすすめします。
派遣求人も即戦力人材の募集がメインではありますが、経験の浅い方が応募できる求人もあります。
まずはヘルプデスクやテスト業務に特化した仕事で経験を積んでいきながら、徐々に高度なスキルが求められる案件へステップアップしていきましょう。

経験は必須でなくとも基本的なスキルや知識は求められるので、あらかじめ勉強はしておきましょうね。
派遣のプログラマーに向いている人
プログラマーとしての経験が豊富な方でも、あえて正社員ではなく派遣社員として働いている人もいます。
派遣エンジニアなら、正社員として働くよりも幅広い経験を積めるというメリットがあります。
数ヶ月単位で仕事を変えることもできますし、自分の興味のある案件だけを選んで働くこともできます。
プログラミングが好きな方、エンジニアとしてスペシャリストを目指したい方にとって、派遣エンジニアの働き方はぴったりです。
将来的にフリーランスとして独立を考えている人にとっても、様々な現場を経験できることは大きなメリットになります。

派遣なら大手企業の開発案件も多いですし、エンジニアの人脈も自ずと増えていきますよ。
プログラマーの派遣求人を探すなら
派遣エンジニアとして高時給案件を狙うのであれば、派遣会社選びも重要です。
働きながらスキルアップできる案件や、自分の強みを伸ばせる案件を多く抱える派遣会社を選びましょう。
少なくともエンジニア派遣大手のリクルートスタッフィングやパーソルテクノロジースタッフには、登録しておいて損はありません。
高時給案件や残業無しで働けるプロジェクトなど、あなたの希望に合った求人がきっと見つかります。
大手派遣会社ほどサポート体制も充実しているので、はじめて派遣エンジニアとして働く人ほどおすすめです。
まだ登録していない方は、早めに申し込んでおきましょう。
ただし、派遣求人は日々変動しているため、タイミングによっては希望の求人がすべて募集終了となっていることも。
仕事選びで妥協しないように、あらかじめ2〜3社の派遣会社に登録してくことがコツですよ。
エンジニア求人に特化した派遣会社をうまく活用して、理想の働き方を実現しましょう。
あなたの仕事探しがうまくいくことを願っています。