オフィスで打ち合わせ中のエンジニア

フリーランスエンジニアとして独立する前に、準備すべきことはたくさんあります。

特に健康保険をどうすべきかは、あらかじめ考えておくことをおすすめします。

フリーランスとして働く場合、国民健康保険への加入が一般的ですが、実はほかにも選択肢があるのです。

今回はフリーランスエンジニアの健康保険について詳しく解説します。

フリーランスエンジニアが選択可能な健康保険

フリーランスエンジニアとして独立する場合、健康保険の選択肢は以下の4つです。

  • 国民健康保険に加入する
  • 会社員時代の健康保険を任意継続
  • 家族の扶養に入る
  • 健康保険組合に加入する

それぞれの健康保険について、詳しく解説していきます。

国民健康保険に加入する

スマホをチェックするスーツ姿の男性

国民健康保険は、フリーランスとして働いている多くの方が加入している健康保険です。

数ある健康保険の中で、最も保険料が高いという特徴があります。

それでも国民健康保険に加入する人が多い理由は、ほとんどの個人事業主にとって国民健康保険に加入する以外に選択肢がないからです。

たくさん稼ぐほど保険料は高くなる

国民健康保険は昨年度の収入によって保険料が変わってきます。

細かい計算方法の説明は省きますが、収入が多ければ多いほど保険料は高くなります。

さらに、国民健康保険には扶養という考え方がないため、お子さんが生まれたりすると、その分保険料が高くなります。

国民健康保険の保険料を調べたい方は、以下のサイトをご覧いただくとわかりやすいです。

ヤッター

適切に節税対策をしておけば、保険料の負担を小さくすることもできますよ。

地域によって保険料が変わる

また、国民健康保険の保険料は市町村ごとに違いがあります。

最安値の自治体と比べると、年間で数十万円も保険料に差が出ることもあります。

保険料のためだけに引越しを考えるのは少々やりすぎかもしれませんが、あらかじめお住いの地域の保険料を確認してみてください。

ポイント!

保険料は市区町村のホームページに掲載されていますし、役所の窓口に行けば正確な金額を調べてくれますよ。

会社員時代の健康保険を任意継続

ファミレスでコーヒーを飲んでいる女性

正社員や派遣エンジニアから独立した場合、今まで加入していた健康保険を最大2年間継続できる制度があります。

任意継続を選択した場合、配偶者やお子さんを扶養扱いにすることもできるため、国民健康保険より保険料が安くなる可能性が高いです。

また、国民健康保険は収入に応じて保険料が高くなる仕組みですが、任意継続には上限が定められています。

ポイント!

お子さんがいたり、たくさん稼いでいた人ほど任意継続を利用したほうがお得になりますよ。

任意継続は守るべきルールが厳しい

ただし、健康保険の任意継続にはいくつか守るべきルールがあります。

まず退職から20日以内に必要な諸手続きを済ませないといけません。

さらに支払期限を1日でも遅れてしまった場合、即日で権利が失効します。

任意継続の加入期間は被保険者の資格を取得した日から2年間ですが、次のいずれかの事由に該当するときは、途中で被保険者の資格を喪失します。

  1. 加入者が就職して健康保険等の被保険者の資格を取得したとき
  2. 保険料を納付期限までに納付しなかったとき
  3. 加入者が後期高齢者医療制度の被保険者の資格を取得したとき
  4. 加入者が亡くなったとき

資格の喪失について – 全国健康保険協会

1年分や2年分の保険料をまとめて納付することもできるため、忘れっぽい方は前もって納付しておくと安心です。

会社員時代より保険料負担は増える

会社員時代の健康保険は会社が半額を負担していたことは知っていますよね。

健康保険を任意継続した場合、会社が負担していた分もすべて自分で負担することになります。

保険料の上限が定められているため、そのまま2倍にならないこともありますが、今までより保険料負担が増えることは間違いありません。

それでも国民健康保険に加入するより負担額が小さいことも多いので、きちんと金額を比較して、どちらに加入すべきか考えてみましょう。

任意継続の必要手続きについては、以下のサイトで詳しく解説しています。

うーん

健康保険の負担を考えると、会社員がどれだけ恵まれていたかを実感しますよね。

家族の扶養に入る

子どもと遊んでいる若い家族

国民健康保険や今まで加入していた健康保険の任意継続は、どうしても保険料負担が大きくなりがちです。

その点、家族の扶養に入ることができれば、保険料負担はゼロになります。

何とも魅力的な制度ですが、フリーランスエンジニアとして働いていく場合、加入条件は満たせないことがほとんど。

配偶者をはじめ、同一世帯で暮らす家族が国保以外の健康保険に加入していて、あなた自身の年間収入が130万円未満である必要があります。

年収で130万円未満ですから、アルバイト程度の収入しか稼いでいなければ扶養に入れるということです。

家族の扶養に入れる条件について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。

ヤレヤレ

フリーランスエンジニアとして家計を支えていくことを考えると、扶養に入る選択肢は現実的ではないですね。

健康保険組合に加入する

アイスコーヒーを片手に散歩中の男性

該当する職種の健康保険組合があれば、そちらに加入するという選択肢もあります。

フリーランスエンジニアとして働く場合、文芸美術国民健康保険組合が人気です。

国保のように収入によって保険料が変化しないため、ある程度収入があって任意継続が使用できないときにおすすめです。

平成29年度の保険料

組合員 月額:19,600円
(医療分:16,000円、後期高齢者支援金分:3,600円)

家 族 月額:10,300円
(医療分:6,700円、後期高齢者支援金分:3,600円)

介護保険料 月額:4,000円

保険料について – 文芸美術国民健康保険組合

昨年度の収入がそこまで高くなかった場合、国民健康保険の保険料のほうが安くなることもあります。

定額制は魅力ですが、きちんと比較してみることが大切です。

文美国保への加入資格

文芸美術国民健康保険組合の加入資格は以下のように定められています。

日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、 組合加盟の各団体の会員である者とその家族。

文美国保への加入資格 – 文芸美術国民健康保険組合

一見、エンジニアには加入できないように思いますが、WEB系のプログラマーやシステムエンジニアは基本的に加入できると考えてよいでしょう。

WEBデザインなどでイラストレータやフォトショップを使用している場合も、加入できる可能性が高いです。

他の健康保険と異なり、その業種で働いていることを証明できる書類の提出が必要になります。

ヤッター

専門とする分野によりますが、加入できるようなら文芸美術国民健康保険組合はおすすめですよ。

健康保険には必ず加入しないといけない

自宅でパソコン作業中の女性

日本国内で生活している限り、健康保険に加入しないという選択肢はありません。

日本には国民皆保険制度があるため、何かしらの健康保険へ必ず加入することになります。

意図的に健康保険の手続きをしていなかったとしても、期間をさかのぼって加入させられますし、支払っていなかった保険料も請求されます。

健康には自信があるから保険料を払うのはもったいない!という人が稀にいますが、日本の保険制度を支えるためにも社会人としてきちんと保険料を支払いましょう。

ダメー!

年間で数十万円にもなる健康保険料、気持ちは理解できますがちゃんと支払いましょうね。

フリーランスエンジニアにとって健康保険は重要

爽やかな笑顔のエンジニア2人

フリーランスエンジニアにとって、健康保険の選択はとても重要です。

いくつかの加入条件を満たす必要はあるものの、任意継続や組合の保険へ加入可能であればぜひ活用すべきです。

月々数千円の差だったとしても、年間で考えると結構な金額になります。

職種や期限の関係で国民健康保険にしか加入できない場合は、腹をくくるしかありません。

青色申告を活用して、適切に節税対策することをおすすめします。

これから独立を考えている方は、事前に健康保険料のシュミレーションを行い、確実に手続きを進めていきましょう。

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