パソコンで仕事中の女性の手

ITエンジニアとして経験を積んでいくと、正社員以外にも派遣エンジニアやフリーランスとして働く方法など、幅広い選択肢を選べるようになります。

派遣エンジニアもフリーランスも、得られる収入や仕事の受け方も異なりますし、それぞれにメリットとデメリットがあります。

そこで今回は、派遣エンジニアとフリーランスエンジニア、双方のメリットとデメリットを詳しく解説します。

派遣エンジニアとフリーランスの特徴

エンジニアとしてある程度スキルが身についてくると、様々な選択肢を選べるようになります。

  • 正社員として条件の良い会社へ転職する
  • 派遣エンジニアとして好きな案件で経験を積む
  • フリーランスエンジニアとして自由に働いていく
  • 会社を立ち上げて組織をマネジメントしていく など

どのような働き方がベストかは、仕事に何を求めるかによって変わります。

中でも派遣エンジニアとフリーランスエンジニアは、似ているようで異なる部分もたくさんあります。

それぞれの特徴や違いについて、順を追って解説していきます。

派遣エンジニアの特徴

仕事中のオフィス風景

まずは派遣エンジニアとして働くことの特徴についてご紹介していきます。

仕事の受け方

派遣エンジニアは、派遣会社が抱えている案件の中から仕事を選んでいくことになります。

スキルと経験によって応募できる案件は変わりますし、派遣会社によって得意とする分野も異なります。

すぐに希望の案件が見つからないこともあるため、3〜4社の派遣会社に登録するのが一般的です。

興味のある案件、磨きたいスキルに合わせて仕事を選べるのは派遣エンジニアの魅力のひとつです。

ポイント!

リクルートスタッフィングやパーソルテクノロジースタッフなど、大手派遣会社には登録しておきましょう。

給与形態

派遣エンジニアは基本的に時給制です。

職種や案件によって時給に大きな差がありますが、2,000円前後から3,000円を超える案件もあります。

給与をアップするためには、派遣先から評価されて派遣会社に支払われる金額が上がること、より高時給の案件で働くことの2つです。

時給が高い分、ボーナスの支給はありません。

稀に賞与を支給する派遣会社もありますが、あまり期待しすぎないほうがよいでしょう。

年収

お財布を持って喜んでいる女性

派遣エンジニアの年収は、職種とスキル・経験によって大きく差が開きます。

システムエンジニアやプログラマー、ネットワークエンジニアといった専門的なスキルが求められる仕事や、役割の重要性によって収入も変わっていきます。

派遣エンジニアとして活躍している人の中には、年収が800万を超えている人も少なくありません。

テストエンジニアやヘルプデスクとなると、少し年収は下がってしまいます。

それでも一般的な派遣の仕事と比べれば、年収の高さには期待できます。

労働時間

派遣エンジニアとして働く場合、残業が発生したとしても働いた時間分きっちりと残業代が支給されます。

時給単価が正社員より高くなることも多く、派遣のエンジニアにはあまり残業をさせたがらないプロジェクトもあったりします。

また、残業のない案件を選ぶこともできるため、仕事とプライベートのバランスを取りたいという理由から派遣社員として働くことを選んでいる人も多いです。

正社員のエンジニアの場合、サービス残業が常態化している職場も少なくありませんが、派遣エンジニアならサービス残業は回避できます。

ヤレヤレ

長時間勤務やサービス残業が嫌になって、派遣エンジニアの働き方を選ぶ人は少なくありません。

社会保険

派遣期間にもよりますが、基本的に派遣会社が加入している社会保険に入ります。

大手派遣会社は独自の健康保険組合に加入していたり、「はけんけんぽ」に加入している派遣会社も多いです。

はけんけんぽとは、派遣社員のための総合健康保険組合です

短期・断続就労に伴う派遣社員の生活の安定と福祉の増進に努めるため、平成14年5月1日に設立されました。終身雇用を前提とした一般の健康保険組合とは異なり、派遣社員のための健康保険組合です。

はけんけんぽの特徴 

細かい条件はあるものの、勤務期間が半年を超えれば有給休暇も取得できますし、雇用保険や健康保険も加入できます。

派遣社員の加入できる社会保険については、以下の記事で詳しく解説しているので、よろしければご覧ください。

コチラ

派遣エンジニアとして経験を積んでから、フリーランスエンジニアになるという人もいるんですよ。

フリーランスの特徴

オフィスで仕事中の男女

続いてフリーランスエンジニアの特徴についてご紹介していきます。

仕事の受け方

フリーランスエンジニアの場合、派遣エンジニアとは異なり自分自身で仕事を取りに行く必要があります。

元々働いていた職場から仕事を請け負うことも多いですし、正社員として働いていたときの人脈を頼ったり、飛び込み営業など様々。

いずれもコミュニケーション能力が必要です。

自分自身を売り込むことが必須となるため、土台となるスキルや実績がないと難しいでしょう。

今はフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスも充実しているため、必要に応じてうまく活用してみましょう。

コチラ

レバテックをはじめ、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスはとてもたくさんありますよ。

給与形態

フリーランスエンジニアは案件ごとに請負契約を結ぶことになります。

仕事を取ってきて、成果物を納品することで請求書を発行して報酬を得ます。

中には毎月の業務量に応じてフィーを支払ってくれるような案件もあります。

派遣エンジニアのように時給制ではないため、悩んだり考えている時間の給与は発生しないことがほとんど。

企業によっては請求書を発行して入金されるまで2ヶ月ほどかかる場合もあるので、注意が必要です。

注意!

報酬の支払いサイクルについては契約段階できちんと確認しておくことが大切ですよ。

年収

フリーランスの年収は完全出来高制となるため、上限と下限の差がとても激しいです。

たくさん働けば収入も増えますし、プライベートの時間を優先しながら働いていけば収入は減ります。

派遣会社などを通さずに直接企業と契約することも多くなるため、頑張ればがっつり稼げます。

実際に年収1,000万円以上稼いでいるフリーランスエンジニアはとても多いです。

中には半年しっかり働いて、半年は遊んで過ごす、という柔軟な働き方をしているエンジニアもいます。

反対にスキルが乏しく、営業力もないエンジニアの場合、年収が100万円にも届かないこともありえます。

ダメー!

フリーランスには向き不向きがありますので、すべての人におすすめできる働き方ではありません。

労働時間

自宅で仕事をしている女性

フリーランスエンジニアの場合、労働時間も自分次第です。

徹底的に業務効率にこだわって1日5時間しか働かない!というエンジニアもいますし、寝る・食べる以外は仕事をしているというエンジニアもいます。

正社員や派遣社員のように、誰も労働時間を管理してくれませんので、働こうと思えばいくらでも働けてしまいます。

体調を崩すことがないように、自分自身できちんと管理していくことが求められます。

社会保険

フリーランスエンジニアの場合、健康保険は国民健康保険への加入が一般的です。

国民健康保険はお住まいの地域で上限金額が変わりますが、正社員や派遣社員が加入する健康保険と比べて金額が高くなることも多いです。

たくさん稼いでいる人ほど保険料負担が大きくなる仕組みです。

正社員から独立したのであれば、任意継続の制度などをうまく活用すると保険料負担を抑えることができます。

退職後の健康保険ヘの加入は3つの選択肢があります。 健康保険任意継続、国民健康保険、ご家族の健康保険(被扶養者)。毎月納める保険料を比較の上、選択された健康保険にお手続ください。

会社を退職するとき – 全国健康保険協会

また、雇用保険への加入はありませんので、仕事がなくなったとしても失業手当などは受け取れません。

フリーランスエンジニアとして働く場合、自由度の高さは魅力ですが、仕事の安定性や社会保険の面でリスクがあるのは事実です。

うーん

フリーランスエンジニアの働き方は、ハイリスクハイリターンといえますね。

派遣エンジニアのメリットとデメリット

オフィスでパソコン作業中の若い男性

派遣エンジニアとフリーランスエンジニアの特長についてご説明しましたが、ここからは両者のメリットとデメリットについて整理してみます。

派遣エンジニアのメリット

派遣エンジニアとして働くことのメリットには、主に以下の3点です。

  • 案件を取りに行く営業は必要ない
  • 時給制で残業代も全額支給される
  • 派遣会社のサポートを受けられる

派遣会社が抱えている案件に応募するのが基本となりますので、自分で営業をする必要は一切ありません。

時給制で働くため、残業代もきちんと支払われますし、考えたり試行錯誤している時間も給与が発生します。

大手の派遣会社をはじめ、福利厚生やスタッフのサポート体制が充実している点も、派遣エンジニアのメリットと言えます。

ヤッター

プライベートも充実させられる、各種福利厚生サービスが整っている派遣会社も多いですね。

派遣エンジニアのデメリット

反対に派遣エンジニアとして働くことのデメリットは以下の通りです。

  • 同じ派遣先で3年以上働けない
  • 時給を上げるには努力が必要
  • 希望の案件が見つからないことも

様々なプロジェクトを経験したい方には関係ありませんが、派遣法の改正により同じ派遣先で3年以上働くことはできなくなりました。

また、エンジニアに限った話ではありませんが、収入を増やすためにはスキルを磨いて経験を積んでいくことが必須。

タイミングが悪いと希望の案件がすぐに見つからない、応募しても他の人で決まってしまい、待機期間が長引いてしまう可能性もあります。

ヤレヤレ

待機期間が長引くほど収入が途絶えてしまうので、あらかじめ複数の派遣会社に登録しておきましょう。

フリーランスのメリットとデメリット

私服で仕事中の社会人女性

フリーランスエンジニアとして働くことのメリットとデメリットについても、それぞれ整理してみます。

フリーランスのメリット

フリーランスエンジニアとして働く主なメリットは以下の通りです。

  • 好きなときに好きなだけ働ける
  • 誰に縛られることもなく働ける
  • 努力次第で収入を増やせる

フリーランスなら自分の好きな仕事を選べますし、好きなだけ働いても、どれだけ休みを取ったとしても、誰にも文句は言われません。

また、クライアントから直接報酬を受け取れるため、案件の単価も高く、年収1,000万円を超えることも珍しくありません。

ポイント!

青色申告を活用したり、家賃や光熱水費を按分することで節税できるのもフリーランスの魅力ですね。

フリーランスのデメリット

ではフリーランスエンジニアとして働くことのデメリットはどのようになるでしょうか。

  • 案件を取ってくるための営業が必要
  • 収入の波が激しい
  • 仕事の責任が重い

フリーランスとして働くとなると、エンジニアとしてのスキルだけでなく、仕事を取ってくるための営業力や行動力も必要です。

希望の案件をタイミングよく取っていけると収入も増えますが、仕事が暇になってしまうと収入も激減します。

他にも仕事の受注形態が請負となるため、何かトラブルが起こったときはすべて自分で責任を背負うことにもなります。

テヘペロ

トラブルや修羅場を乗り越えた数だけ、フリーランスエンジニアとして強くなれますよ。

自分に合った働き方を選ぶことが大切

社内で打ち合わせ中の男女

派遣エンジニアとフリーランスエンジニア、それぞれの特長やメリットとデメリットについて、理解を深めていただけたでしょうか。

いずれも自分の好きな案件を選んでいけるという柔軟性は魅力ですが、収入アップを目指すにはスキルアップが必須。

高額収入を目指すならフリーランスエンジニアが向いているといえますが、相応のリスクを背負うことにもなります。

フリーランスになると営業力も求められるため、まずは派遣エンジニアとして幅広いプロジェクトを経験して人脈を構築するという選択肢もあります。

正社員のエンジニアとして働き続けるという道もひとつですし、派遣エンジニア、フリーランスエンジニアとして働く道もひとつ。

どのような道に進むとしても、大切なのは自分に合った働き方を選ぶこと。

それぞれの特長をしっかりと理解した上で、自分にとってベストな選択肢を選びましょう。

あなたにとって理想の働き方を実現できることを願っています。

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