ITエンジニアの仕事に就くときに活かせる資格

派遣社員としてエンジニアの仕事に就くとき、資格を持っていないと働くことができない…といったことは基本的にありません。

しかし、資格を取得するための勉強はエンジニアとしてのスキルアップにつながりますし、派遣先によっては資格の有無で時給が変わることも。

資格取得の勉強に時間を割ける方は、ぜひ積極的に取得することをおすすめします。

今回は派遣エンジニアとして働くときに、日々の仕事で活かしやすい資格や検定をご紹介します。

派遣エンジニアが資格や検定を取得するメリット

国家資格

派遣エンジニアが資格や検定を取得するメリットとしては、仕事を探す段階において有利に立てる可能性が増えます。

皆さんが派遣エンジニアを選ぶ立場にいたとして、スキルが同程度の有資格者と無資格者がいた場合、どちらを選ぶでしょうか。

複数の派遣エンジニアから応募があった場合、スキルや経験に大きな差がなければ資格保有者を優先的に受け入れる企業は多いです。

また、企業が仕事の入札を行う場合に、要件に特定の資格を持っている人がプロジェクトにアサインされていることが含まれていることも多いです。

資格を持っていることで正社員登用されやすくなったり、フリーランスとして独立した時に応募できる案件も増えるので、エンジニアが資格を取得することは大きなメリットがあります。

エンジニア向けの国家資格

基本情報技術者試験

では具体的にどんな資格があるのかというと、エンジニア向けの資格は国家資格から民間の資格まで、ありとあらゆる資格が存在しています。

まずはエンジニア向けの国家資格についてご紹介します。

日本におけるエンジニア向けの国家試験は、昭和44年に旧・通商産業省(現・経済産業省)によって開始されました。

現在は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がその試験事務を引き継いでおり、以下のような各種エンジニア向け国家試験を主催しています。

ポイント!

どんなエンジニアを目指したいかによって、何のスキルを磨くべきなのかを考えてみましょう。

基本情報技術者試験(FE)

はじめてエンジニア向けの国家資格にチャレンジする方は、まずはこの基本情報技術者試験からチャレンジしてみましょう。

試験名に「基本」とついてはいますが、なかなかあなどれません。

エンジニアが持つべき知識を広くカバーしており、合格率も2〜3割と、それなりの難易度を誇っています。

応用情報技術者試験(AP)

基本情報技術者試験の次に受験する方が多いのが、この応用情報技術者試験です。

合格率は2割ほど。

この試験まで合格できれば、中堅から上級のエンジニアとしての知識を持っているといえるでしょう。

システムアーキテクト試験(SA)

最近特に重視されている、システムアーキテクトの知識・技能に特化した試験です。

合格率は15%以下とかなりの難易度ですが、システムアーキテクトは現在非常に需要が多いため、本資格を持っている方は高単価の仕事を狙いやすいといえます。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

こちらはネットワーク技術に特化した試験となります。

企業のITインフラに欠かせない、ネットワークに関する企画や要件定義から構築、保守運用まで幅広くカバーされており、このスキルだけで高収入を得ている方も多数存在します。

データベーススペシャリスト試験(DB)

すべてのITサービスに欠かせない技術である、データベースに特化した試験です。

かつてはほとんどがRDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)に関する出題ばかりでした。

しかし近年ではNon SQLデータベース(近年登場したSQLを使用しない高速のデータベース)に関する出題もされるようになってきており、その奥深さは増しつつあります。

上記の他にも、IPAではプロジェクト管理に特化した試験や、組込システムに特化した試験など、様々な試験を主催しています。

興味のある方は、一度IPAのホームページでチェックしてみましょう。

エンジニア向けの民間資格

民間資格

続いてエンジニア向けの民間資格についてご紹介。

エンジニアの現場では、時にはプログラミングなどの基礎技術以上に、取り扱うIT製品の知識が重視される場合があります。

以下のような代表的なIT製品に関する資格や検定は、持っているだけで多くの現場で重宝されますので、これらを強みとしたい方は取得しておくのもひとつの手です。

モリモリ

国家資格がすべてではありません。自分の得意な領域、分野に合わせて資格を取得することをおすすめします。

オラクル認定技術者制度

オラクル社の主力である、データベース製品関連技術を中心とした認定資格です。

オラクルデータベースは非常に多くの企業で採用されているため、特にデータベースエンジニアを目指す方には欠かせない認定試験といえます。

CCNA(シスコ社)

こちらは、ルーターやスイッチングハブなどの企業向けネットワーク製品を主力としている、シスコ社の認定資格です。

シスコ社のネットワーク機器は、企業向けネットワークの世界ではデファクトスタンダード(事実上の業界標準製品)といえます。

そのためネットワークエンジニアを目指す方は、ほぼ必ずどこかで使用することになります。

AWS認定試験

オラクル認定技術者制度

AWS認定はまだ日本では認知度が低いですが、少しずつ入札時の資格要件に加えられています。

AWS認定を習得しているエンジニアがまだ多くないこともあり、資格保有者を重宝する企業が増えています。

AWSとは何か

そもそもAWSについて、ご存知ない方もいらっしゃるので簡単に説明をしておきます。

AWSはAmazon Web Servicesの略でAmazonが提供するクラウドサービスです。

具体的にできることは仮想サーバ利用・オンライン上のストレージ利用・データベース利用ができます。

有料のサービスになりますが、物理的なハードを準備する必要がなくサーバー構成などによっては運用コストも安くなります。

ハードがクラウド化されていることで、物理サーバの故障などのリスクが軽減されます。

使用容量に応じて金額が変わることも特徴のひとつです。

従来の物理サーバを使用したシステム導入時であれば、契約期間に利用される最大容量+バッファーで構成を行うため余分な費用がかかってしまうことが多いです。

一方、AWSなら使用量分だけの金額に抑えることができるため、導入コストを抑えることができます。

またセキュリティ面についても高い水準を維持していることから、多くの企業で採用されています。

企業に限らず個人での使用も可能なため、これから需要が高まる技術で無料で使用することができる期間も設けられており、将来エンジニアとして必須の知識になる可能性が高いです。

注意!

インフラエンジニアとして働きたい方は特に、早めにAWSの勉強を始めることをおすすめします。

AWS認定のメリットと認定内容

クラウド化の流れからAWSやCitrixなどの認定試験が資格要件になっていることも増えてきています。

特にAWSはクラウドサービスの中でも知名度があり、多くの企業でも習得が重要視されていることから、派遣先の選択肢が増えたり、高額報酬の派遣求人で働けるチャンスが増えます。

また名刺などにロゴを印字することが許可されます。

AWS認定には以下の3種類の区分で難易度のレベルが2種類あり、種類によって認定される技術が異なります。

ソリューションアーキテクト

ソリューションアーキテクトはAWSのアプリケーションとシステム設計ができる技術を習得していることが認定されます。

デベロッパー

デベロッパーではAWSの保守や開発ができる知識を習得していることが認定されます。

システムアドミニストレータ

AWSの運用を中心とした知識を習得していることが認定されます。

2つの難易度レベル

難易度はアソシエイトとプロフェッショナルの2種類で、アソシエイトを取得してプロフェッショナルの順番に取得する必要があります。

最終的にはプロフェッショナルを目指すことが、エンジニアとして働く上で最大の効果を発揮します。

AWS認定の注意点

AWS認定には有効期限が設けられており、認定から2年間のみ有効になります。

そのため、認定から2年が経過すると再認定のために試験を受ける必要があります。

エンジニアの価値を高めるその他の資格

エンジニアの価値を高めるその他の資格

直接的にはエンジニアスキルと関わりがない資格や検定であっても、取得しておくことでエンジニアの価値を高めることができるものがいくつか存在します。

これらの資格や検定でカバーされている知識は、エンジニア派遣の現場だけではなく、それ以外の場でも活かすことができます。

せっかく勉強した内容を広く活かしたい!と考える方は、ぜひ検討してみましょう。

TOEIC

言わずと知れた、日本企業で最もよく採用される英語の認定試験です。

あらゆる職種で活かすことが可能ですが、特にエンジニアの場合は技術文書を英語で読むといった場合もありますので、勉強していて損はありません。

TOEICの点数だけで判断されることは少ないですが、英語のスキルを磨けば、外資系の企業で働けるチャンスも広がります。

テヘペロ

これからの時代、どんな仕事をするにしても英語のスキルは持っておいたほうがいいですね。

簿記検定

簿記検定

派遣エンジニアにとって、意外なほど役に立つのがこの簿記の知識です。

特に確定申告を自分でされる方は、この検定の勉強をすることによって経理の基本を学ぶことができます。

また会計系システムの仕事にたずさわっているエンジニアの方であれば、そのまま業務要件の理解などに役立てることができます。

注意!

簿記3級は実務ではあまり使えません。せっかくなら簿記2級の取得を目指しましょう。

情報処理安全確保支援士(SC)

情報処理安全確保支援士は2017年4月からの非常に新しい国家資格です。

近年IT化が進むにつれ、以前よりもセキュリティに対してシステムを導入する企業とシステムを導入される企業両方から関心が高まっておりセキュリティの資格は非常に重要視されます。

特に新しく作られた国家資格は取得が比較的な傾向にありながら、取得者が少ないため派遣エンジニアとして派遣契約をする場合なども有利に働く可能性が高いため、メリットの大きい資格と言えます。

派遣先にはもちろんですが、現地SIerの場合は、システムを導入される側のクライアント企業からも社内システム担当として正社員の誘いを受ける可能性もあります。

資格を取得して派遣エンジニアとして活躍を

基本情報技術者試験

以上が派遣エンジニアとして働くときに活かしやすい主な資格や検定です。

どれから取得すべきか迷った方は、まずは最も幅広い範囲をカバーしている基本情報技術者試験からチャレンジすることをおすすめします。

すでに自分のエンジニアとしての方向性が定まっている方は、ぜひその方向に特化した資格にチャレンジしてみましょう。

既に派遣会社に登録しているなら、どういった資格を取得すれば高時給の案件を狙えるかコーディネーターからアドバイスをもらいましょう。

資格取得に向けて勉強することは着実なスキルアップにつながりますし、選べる仕事の幅も広がり、年収アップも実現できます。

あなたの強みを伸ばせる資格を取得して、自分らしく働ける職場と出会えることを願っています。

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