フリーランスエンジニアとして受注する案件には、大手企業の案件とベンチャー企業のものがあります。
実際に仕事を受注すると、同じフリーランスエンジニアとして仕事をするのでも大手企業とベンチャー企業には様々な違いがあります。
今回はフリーランスエンジニアが受注するときに、どちらがおすすめかご紹介していきます。
大手案件の特徴
大手案件の特徴について解説していきます。
大手案件で働く環境
大手案件は、大規模なプロジェクトになっていることが多く、フリーランスエンジニアとしてプロジェクトメンバーにアサインされる場合契約時点で役割が明確に担当分が決まっていることが多いです。
大手案件になると内部審査なども多いため、リスク管理がしっかりしています。
そのため、正社員・派遣・フリーランスエンジニアに関わらず担当部分が決まっています。
大手案件の報酬
大手案件の報酬は比較的高い報酬が設定されていることが多いです。
大手案件は工数管理などもプロジェクト開始時に細かく設定されているため、残業などについては、厳しくチェックされている可能性があります。
フリーランスエンジニアとして当然ですが、残業などのお金が絡む契約内容は細心の注意をし事前に確認をしておくことが大事です。
大手案件に需要があるプログラミング言語
大手案件で需要があるプログラミング言語について、解説していきます。
大手案件で使用頻度が高いプログラミング言語はJava・JavaScript・C関係が人気です。
大手企業の場合は、ある程度実績の多いプログラミング言語が使用されたプロジェクトが多いです。
また規模が大規模なプロジェクトがメインで、パッケージビジネスとしての案件も多いことからJavaなど大人数で開発を行うプログラミング言語が主流になってきます。
ベンチャー案件
ベンチャー案件の特徴について解説していきます。
ベンチャー案件で働く環境
ベンチャー案件では、大手案件に比べて役割が細かく分かれていないことが多いです。
プロジェクトメンバーの人数も限られており、大筋となる作業は決まっていますが、大手案件のように細かい分担が決まっている訳ではありません。
そのため、自分で行う作業は自分で見つけると言った形になります。
ベンチャーから継続して案件を貰うためには、自主的に必要な役割を見つけて、仕事が行えることが重要です。
また大手案件と比べて、ミーティングなどに参加を求められることも多く、スキルさえあればフリーランスエンジニアでも発言権があります。
ベンチャー案件の報酬
ベンチャー案件の報酬は大手案件に比べて、基本となる報酬が低いことが多いです。
しかしスキルなどが十分あり、積極的に役割を探して自分から行動できる場合は、大手案件のように残業を厳しくチェックされることはなく、むしろ残業をお願いされるところも多いです。
結果として労働時間は大手より長くなる可能性はありますが、残業代により報酬は大手案件より多くなる可能性もあります。
ベンチャー案件に需要があるプログラミング言語
ベンチャー案件に需要があるプログラミング言語について、解説していきます。
ベンチャー案件でも大手案件と同じくJavaなど需要の高いプログラミング言語を使用することが多いです。
しかし大手に比べて需要が高まりつつあるプログラミング言語についても、積極的に採用するベンチャー企業も少なくありません。
また大手案件に比べて、小規模なプロジェクトも対応することが多いことから、PHPやPythonなどの大手ではまだあまり採用されていないプログラミング言語もあります。
Pythonなど取得者が少ないプログラミング言語が使用できることで、フリーランスエンジニアとしてベンチャー案件で高額な報酬を得ることができます。
大手案件に向いている人、ベンチャー案件に向いている人
大手案件とベンチャー案件にはそれぞれ向いている人が、向いていない人がいます。
ご紹介した特徴をからそれぞれの向いている人と向いていない人を解説していきます。
大手案件に向いている人
大手案件の場合は役割が明確に決まっているため、自分で役割を探すのは苦手でも与えられた役割を確実に実行できる人が向いています。
また今までに実績があり、新しい技術やスキルを習得するよりも今まで積み上げてきた経験をミスなく使用することができる人も向いています。
ベンチャー案件に向いている人
ベンチャー案件は役割が明確に決まっていないことが多いため、自分から役割を探すことができ、幅広いスキルをもっている人が向いています。
また新しい技術についても、積極的に勉強していきたい人が向いています。
まずはフリーランスエンジニアとして経験を積む
今回は大手案件とベンチャー案件について、解説してきましたが、いかがでしたか?
大手案件とベンチャー案件には違いがありますが、それ以前に正社員や派遣エンジニアとして働くのとフリーランスエンジニアが働くのは違います。
まずはフリーランスエンジニアとして実績を積むことが大事です。